「食」で地方と都会をつなぐ豊田有希のブログ。

山梨県身延町で都市と農村をつなぐ「田んぼできずなづくり」を主催。年間累計400人×6年の実績。女性総合職として19年勤めた一部上場企業を退職し、「食」で地方と都市をつなぐ豊田有希のブログ。数秘術×”独特のイラスト”×"カード”のオリジナルセッションで、ひとりひとりの背中も押し続けてます。

こだまスイカ物語?NO,1?

茨城県でスイカ作るよ???まるいスイカという声につられて、「今頃スイカ???」と思いながら茨城県筑西市の協和地区というところに行ってきました。ここはハウスで作るこだまスイカの産地。

こだまスイカは温室育ち。
なぜ茨城でスイカなの?・・・冬の晴天率が高くてハウス栽培がしやすいから。ハウスというと、暖房を使ってポカポカにするなんてイメージがありますが、ここはお日様の力で育てているそうです。でも、いろいろと驚きのしかけはありますよ。

都会女子はなかなかいける。
都会女子6人で「スイカの苗の定植」という苗を植える作業をお手伝い。大事な圃場を貸してくれるのは太っ腹な農家さん。農家さんたちは「農業交流」が始めてということで、「都会女子がどんだけ働けるのかかなり疑問」だったようです(笑)。1つのハウスに植える苗はざっと140。一日かけてハウス2つぐらいかな?と思っていたら、1つのテントを皆でやるとなんと10分で終了。午前中が終わる頃には「もっとゆっくりやっていいから」「はや?」という声も飛び出しました。

苗

温室にはしかけがある。
苗を植えて夕方になると、なんとその上にドーム上に布をかけ、ビニールハウスの中にビニールハウスを作ります。
しかも、2重。苗⇒布⇒ビニール1⇒ビニール2⇒ビニールハウス。なんと5つのお部屋に守られながら、ぬくぬくとスイカが育つのです。しかも太陽熱を利用したビニール湯たんぽ付。(苗の両側に見える白いビニールの中に水が入っていて、これが湯たんぽに!)

植える前

温室育ち


こだまスイカは高級品。
こだまスイカは苗の定植を12月?1月にやって、実がなって収穫するのはだいたい4月頃だそう。もう4月にはあっま?いスイカが食べれるそうです。一人1個は確定、ということで作業にも心がこもります(笑)
ちょうど早物?で出荷するスイカを農協で発見。こちらはMサイズで1個500円くらいで卸すそう。農産物で1個500円で卸すということは、かなりの高級品。実はそんなこともあり、こちらの地域には後継者も多いそうです。
私たちがスーパーで買うときには、3倍に・・・。

こだますいか


次回は3月2週目あたりに「受粉」をするそうです。おしべの花粉をめしべにつけるという大事な作業を一つ一つ手作業で行うそうです。・・・とっても楽しみぴよぴよ